NPO法人 あそび環境Museum アフタフ・バーバン
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2005年2月18日(木)

第56号『深呼吸してニコッと笑ってそれから・・・』(千葉知江子)

私の歳のせいもあるのかな?
幼児親子対象の表現あそびのワークショップの終了後、相談に近い形で話かけてくるお母さんたちが結構います。

育児休業中というおかあさん。
〈育児が上手くいかないんです。せっかくとった育児休業にやろうと計画していたことがやれてなくて・・・。〉
「子育てって、ぐちゃぐちゃよ。思うようにはできないし、わけがわかんないし、計画どおりやれるものじゃなくて。ほんと、もう、みんなそんな感じよ」
〈みんなそうなんですか?それでいいんですか?〉
「それでいいと思うよ」
うっすらと目に涙を浮かべた彼女。
〈今日会えて、よかった。〉

元教育関係の仕事をしていたおかあさん。
「(ワークの中で私が話したこと)子育ては親と子どものコミュニケーションだから、親が一方的に投げかけるばかりではなくて、子どもがなにを感じなにを思いなにをしようとしているのかを、しっかり受け取ること。そこで感じたことをまた投げかえしていく、このやりとりが親と子どもの関わりをつくる子育てじゃないかと思うよ。」
〈私は一方的に自分の信念ばかり押し付けて、何にも自分から言わない子どもにしてしまったようです。私の子育ては失敗です。〉
「ああしたい、こうしたいと考えてやった結果、失敗だと思ったら、そこからやり直せばいいよ。そこでお仕舞いじゃないからね。やり直しがいくらでもきくからね。むしろ、子育てはやり直しができる失敗の連続といえるかもね。うまくいくってなかなかよ。」
〈それでいいんですね〉
「うん、いいとおもうよ」

私の答えは、どちらかというと、おかあさんたちへのエールでしょうね。
「子どもを持った途端、親のプロになるんじゃなくて、みんなアマチュアなの。分からないことがあって当たり前。子どもと一緒に学んで行くんでしょうね」
〈まさに、毎日が未知との遭遇で、先が見えないことに不安を感じているのですが、それをおもしろがっていいんですよね。アマチュアなんだから〉
「子育てには、頑張らなくてもいいときがあるからね。こんなときは何かにゆだねてみてもいいのよ」
〈人に任せて自分も楽しんでいい時間をもっても、いいんですね〉

・・・みんな、一生懸命、自分を叱咤激励しつつ、子育てを頑張っているおかあさんたち。
頑張って頑張って、あれもこれもそれもなんでもかんでも、子どもに与えよう与えようと。
与えられすぎてあっぷあっぷしている子どもたち。もうだめ〜っと、へたばってしまうおかあさんたち。

ほんのチョットの時間ですが、そんな会話をしながら、それがおかあさんのホッと一息になったり、張り詰められたままでは切れてしまう心の糸を、ちょっとゆるめてあげられたり・・・
私に話しかけてくれることで、おかあさんたちがちょっと楽になればいいなぁと思いますね。
そんな相手として、わたしたちの世代を使ってくださいなと、思っています。

なんかつらいなぁ、大変だなと感じたら、《深呼吸して、そしてニコっと笑ってみる。それから、そのことに向かってみませんか。》
もしかしたら、大変が〜、ちょっと大変くらいになるかも・・・

・・・以上、名言でも何でもないですが、私がよく言っている、子育て中のおかあさんへのエールです。

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