NPO法人 あそび環境Museum アフタフ・バーバン
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2005年4月12日(火)

第62号『大人数の取り組みに考える』(山内たいら)

北島代表いわく「1400回を超える」回数をしているアフタフ・バーバンのまちあそびプログラム。

春休みということもあって、土日祝日に加えて平日にも公演があり、3月19日(土)から4月10日(日)までの23日間で13ステージ!

その回数の多さもさることながら、この間目立ったのが参加人数を多くしてのまちあそびでした。


普段の「黒マント団」での参加人数は理想的には40人、多くても50人としています。

これは僕らのこだわっている「一人ひとりの想い、言葉、動きをきちんと受けて、面白さに向けてやり取りを重ねることで自分たちの答えを見つけ、その答えを全体で共有化したい」ということに向かうためには、やはり人数、そして参加者の年齢を絞らざるを得ない、という理由からこの人数でやってきました。

実際、人数を絞り、年齢を絞って取り組んだときには、一人ひとりの表情の変化や、やり取りの様子をきちんと受け止めることが出来、全体で丁寧な面白さへの積み重ねが可能で、ときにはものすごい感動や充実感を味わえるプログラムになってきています。


しかし、数多くの依頼の中には「大人数でお願いしたいんです」というものも少なくありません。

その中には上記のような僕らのこだわりには到底向かえない、とお断りをしたものもありました。

しかし、様々な取り組みを経験する中で少しずつやり方が整理されたり、スタッフ一人ひとりの力がついてきたこともあり、参加者が多くても一人ひとりが表現できる、それを拡げることができるプログラムが生み出されてきました。

大人数になることで全体での集中や共有化という点など難しい要素はもちろんあります。

しかし、多くの人が集まるということはエネルギーになります。

多くの人が動くということは、その地域の空気を変える力を持っています。

宮崎県日南市「飫肥城」での総勢200人を超える忍者修行。

熊本県植木町「小学校・保育園と横山」での山を走り回った忍者修行。

熊本県玉名市「菊池川」周辺・商店街も使っての忍者修行。

栃木県宇都宮市「フェスタ my 宇都宮」の1コーナーとしての忍者修行。


まったく場所・雰囲気・人数も違うそれぞれの取り組み。

この取り組みを通してよりはっきりしたことは、参加する大人の関わりがとても重要になってくる、ということでした。

子どもの参加人数が多くなれば、必然的に大人の人数も多くなる。

僕らアフタフ・バーバンのスタッフが全体の進行・コーディネートに回ることで、実際子どもたちとやり取りを重ねていくのは大人の皆さん。

人数が少ないバージョンでも「大人と子どもがどう関わりあい、どうあそび合っていくのか」が僕らのまちあそびの最大のテーマですが、人数が多くなっても、いや多くなったからこそ参加する大人の方々がどのように関わろうとするのか、によって「参加者が多かったから難しかった」となるのか、「いや、参加者が多くてもやり取りできて面白かった」となるのか?

単なる安全管理の役割ではなく、答えを教える指導者でもなく、ともにあそび合う仲間として子どもたちと何を共有し、どう動いていくのか?

いままで以上に大人の関わりが重要だなあ、と感じました。


丁寧にこのことができれば人数を絞った「黒マント団」とはまた違った意味のあるプログラムになる。

そう確信したこの春でした。

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