NPO法人 あそび環境Museum アフタフ・バーバン
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2005年10月18日(火)

第84号『黒マント団&神戸楽しみ隊参上!』(北島尚志)

「震災10年神戸からの発信」の事業の一環として、10月8日神戸市長田区の南部にある、真陽小学校および丸五市場とその周辺の商店街で、子ども140名、大人スタッフ70名での「忍者★まちをあそぶ」がありました。

32チームが、迷路のような商店街の中に作られた6つの道場を所狭しと駆け巡りました。
今回は、神戸たのしみ隊との導入劇のコラボレーションもあり、感慨深い取り組みになりました。

黒マント団が神戸に来たのは今から6年前、99年10月でした。
まだ震災の傷跡が色濃く残ってる丸五の商店街で(今回と同じ場所)2日間忍者修行をしました。
そして、そこで出会った人達によって「神戸楽しみ隊」がつくられ、バーバンの事務所まで誕生し、神戸を中心に「まちを遊ぶ」だけでも50回を越える活動が展開されてきたのです。
震災10年の今年。
初めて出会ったこの場所でまた忍者をやろうと準備が進められてきたのでした。
この取り組みを無事成功させた、楽しみ隊の生みの親であり、現神戸事務所のスタッフである能勢に特別寄稿してもらいました。


−神戸事務所の能勢です−
たくさんの人が集まってくれて、無事にやり終えて今はホッとしています。

99年の忍者でいろんなドラマに心動き、楽しさを共有し、涙が出るほどおかしくて、笑い合い、初めて会ったのに、まるで昔からの友達のような気持ちになったことが昨日のことのように思い出されます。

終わってからのまとめ会で、それぞれのチームでの子どもや大人の様子を出し合ったときのこと、どこにだれが座っていて、どんなことを話したのかもはっきり覚えている・・・今でも忘れられない出会いでした。

本当のところ、何をするのか、どんな風になるのか、どうすればいいのか、何もわからないまま計画したのでした。ただ、震災で傷ついた神戸のまちで、「子どもも大人もまちも元気になりたい!」そう願って準備し、いろんな人に声をかけたのです。そんな私達の思いをしっかり受け止めて、黒マント団7人がやってきてくれました。


そして、全く予期せぬことに、その出会いがスタートとなり、神戸で様々な活動が展開されていくようになったのです。
あれから6年。震災10年の今年、もう1度同じ場所で、同じメンバーで、やってみたいと思いました。
そして、前回よりも沢山の人が集まり、地域の協力も得られて「忍者★まちをあそぶ」を実施することができました。
ほんまに感動!

前回5年生で参加した子が高校1年生になり、スタッフ希望と自分から電話をくれ、大人スタッフとして参加してくれました。
市場や、商店街など、まちの様子はとても様変わりして、さびしくなりましたが、そこにいる方がたの顔は6年前と変わらず、暖かいまなざしを向けてくださいました。


神戸での活動のきっかけは、そう、震災だったと思います。
全壊した家から、最初に宝物だった忍者の巻物を持ち出した息子の話だけではなく、震災がきっかけで出会った人たち、あのとき気づいた、つながって生きていく大切さ、震災のあとに感じた自分たちの持つ力、生きている今を大切にしたいという思いなど、やっぱり、原点は震災体験でしょう。
転んでもただでは起きない関西人のたくましさも重なって、今につながっているのかもしれません。

今回の忍者に申し込まれたお母さんが、
「子どものころにこういう忍者修行を体験して育つときっといい大人になれると思うの。みんなに体験してほしいわ。」
と言われ、少しずつだけど、バーバンの思いが神戸でも広がっているのかなと嬉しくなりました。

もっと、もっと、もーっと、アフタフ・バーバンの活動が広がっていくことを願って、活動を続けていきたいです。
今回のつながりをまた力にしながら・・・

能勢雅子
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