1年に1回、それも7年間続いているワークショップ。
高齢者対象表現活動〈いずみこんこんわーく〉IN(東京都)足立区老人館
(通常敬老会館といいますが、この区では老人館といいます)
秋も深まった先月26日、1年に1度の逢瀬のように、出かけていきました。
〈いずみこんこんわーく〉秋バージョンをやらせてもらうのですが、楽しみにしていたのは私達の方もです。
〈いずみこんこんわーく〉は、高齢者の人たちが、どっこいまだまだこの先に向かうぞ〜というエネルギーを、これまで自分が歩んできて人生の中から引き出していきたくて、アフタフ・バーバンが創りあげてきてプログラムです。
さて、今回も昨年、一昨年、その前からも・・・参加してくれているお顔が、半分くらいあり、こちらもあちらもお互いとっても嬉しくなりました。「5年前から来ているアフタフ・バーバンです。よろしく」「違うよ!7年前!7年前からよ!」とすかさず声がかかりました。
そして、笑い。話で笑い、歌って笑い、話聞いて笑い、思い出しては笑い、つっかえると笑い、動いては笑い、芝居しては笑い・・・
何でこんなに元気なのか?私達と皆さんの相乗効果なのか、ヒートアップ。
このところ、〈いずみこんこんワーク〉はデイサービスに伺って行うことが多く、そこで認知症の方々も対象に含めた新たなプログラム展開をしていたのですが、そこでの取り組みとは違ったものが、ここではあるのです。
「高齢者といわなくていいよ!実際年食っているんだから、年寄りでいいの!」と笑い飛ばすおおらかさと、小さなことを軽やかに越えている強さをいつも感じています。
だから、ここに集まってくる高齢者のみなさんから、私達(千葉・金子の高齢者ワークコンビ)は元気元気元気をもらうのです。
最低1年に1回は、どうしてもやってきたいのです。
実はもう一つ訳があるのですが、私達の世代と、彼らの世代がつながっていたいからからなのです。
高齢者が高齢者だけのテリトリーの中で、余生を楽しむ〜といったことをして欲しくないからです。
実際は、あえて(戦争のことを)引き出すプログラムをしていませんが、みなさんの生きてきた時間の中には、戦争を実体験してきたのだと思えることを、垣間見ることがあります。
それがその人の現在を、どんな風に形作ったのか詳しくは分かりませんが、〈生きるってそんなもんよ〉といえたり〈そうはいっても、人生捨てたもんじゃないからサ〜〉という言い回しで表現する皆さんに、時たまその痛みを感じさせられるときがありました。
戦争がかってあったこと。戦争はどんなことを引き起こしてしまうのか。それは私達が経験する必要がないもの、もうだれも経験してはいけないもの。でも、どんな風な流れの中で、そこまで行き着いてしまったのか。
それを伝えられる思いを持っているのは、私が向かい合っているこの方達です。
それを伝えられる言葉をもっているのが、この世代の人たちだとしたら、どうしてもつながっていなくてはならないし、そして私達には、つなげていかなければならないと思うのです。
どんな形でつなげていくのか、どんな形でたうながっていくのか、今このワークショップをやりながら考えています。
9月11日のあの驚きの選択がなされたとき、たった2月も経たない内に、米国と軍事的つながりを更に強固にする沖縄基地を決め、憲法の改正案が出てきました。権力を握ったと思った人間は時を待たず自分達の思い通りのシナリオをどんどん出してくると感じていましたが、早い。
こんなにも早く次から次へと出してくると、私達はどう対処していいか戸惑うばかりですが、今は振り回されないこと。
本当にこの事態に向き合うのなら、私も私達が何をすべきかじっくり考えなければならないと思います。
私達がこの状況に対して揺るがない力を手にするためには、何を今するのか、何をし続けるのか。
想像力を。力にするために、いろいろなことをつながって捉えることができる想像力を。
〈いずみこんこんわーく〉の中にも、力があると思います。
伝え、つながって、心の底からその道へは絶対に行ってはいけないという声を上げることのできる力が、ここから作れると思っています。
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