新年度が始まりました!バーバンは昨年5月にNPO法人になり、今年度2年目を迎えます。
スタッフ体制も新体制になり、今年度、東京の方では従来の専任スタッフ6名と各専門部に4名のスタッフを迎え入れて活動していきます。
拠点活動部に、平川恭子、佐藤律子。熊本から長期研修という形で北崎圭太。そして公演活動部に河上香織の4人です。
新メンバーと共により充実した活動を行っていきたいなと思っています。皆さま、どうぞよろしくお願い致します。
そして、神戸の方では、今年度から表現活動講座が始まり、既にたくさんの申し込みがあり、新たな関わりも広がりつつあります。
神戸事務所・スタッフもそんな新しい出会いと共に活動を広げ深めていきますので、合わせて、どうぞよろしくお願い致します。
そんな新年度、新たなメンバーも含め、若手のメンバー5人で白井子ども劇場での忍者の取り組みを行ってきました。
メンバーの平均年齢は20代中盤。専任としても自分一人という事で、不安を抱えながら、でも、メンバー皆で力を合わせて、
いい取り組みにしよう!と気持ちを寄せ合い、期待を膨らませての取り組みでした。
抱えていた不安も、午前中の打合せの時に白井子ども劇場の大人のみなさんが僕らを迎え入れてくれて、共に温かい時間を過ごすことで小さくなっていきました。
そして、午後、子ども達が集まり、本番が始まりました。最初の頃、僕はかなり緊張していました。しかし、あそび合っていく中で、子ども達や大人の皆さんの笑顔に助けられ、僕も徐々にリラックスしていけました。
この日、印象的な関わりがありました。それは、「受け入れる」関わりです。
導入の全体修行での最後に仲間集め修行をして、グループを作ります。グループには子ども3〜5人に対して大人1〜2人が入ります。
つまり、大人は子どものグループに入る仲間忍者なのです。そして、この日は、仲間忍者としての大人だけでなく、主に交通整理などの裏方の係としての大人の皆さんがいて下さったのです。仲間集め修行をした時に、裏方のスタッフは、チームに入らないので行き場がないのですが、急遽、こちらのメンバーから誘い、大人チームを結成しました。
その大人チームは、誘われた時に最初は躊躇していましたが、その大人チームのどなたかの「やりましょ!」という声で外に出るまでの室内での不動の術修行・隠れ身の術修行に参加することになりました。
導入の中で、隠れ身の術修行の時、体育館の倉庫や薄暗いステージの中でたくさんの忍者が息をひそませ隠れていました。すごい緊迫感です。みんな一生懸命気配を消そうとしています。そんな中、大人チーム4人は、別の方法で気配を消していました。
それは4人が体育館の壁に並び、素敵な4体の銅像に変身していたのです。
僕は、探し役の忍者だったのですが、その芸術的な4体の銅像に感動し、隠れ身が終わりみんなが集まった後で僕の方からみんなに紹介したい!とみんなの前でもう一度変身して頂きました。その時に、みんなから拍手が起こりました。この時の全体の受け入れてみんなで笑い合える雰囲気、大人の嬉し恥ずかしい顔が印象的でした。
もう一つの印象的だった関わりは「認め合う」関わりです。
それは、1人1本巻物を持ち、どこかにある宝箱に届け入れる、しかし、途中には影忍者が立ちはだかっている、だから、影忍者に気づかれないように巻物を届け入れるという『巻物届け修行』の時にありました。
みんなで、影忍者に気づかれないように、隠れたり、変身したりしながら宝箱を探していきました。すると、遠くのほうから
「わんわん!」
と自分達で決めた宝箱発見の合図が公園の裏手にある雰囲気のある神社から聞こえてきました。みんなで集まり、神社の方に向かっていきます。
途中、影忍者に遭遇して、なんとか隠れ変身してやり過ごし神社に到着しました。
「宝箱をさがそう!」みんなで探しました。
「あった!!わんわん!!」宝箱は、神社の社の中、奥にあって、みんなで影忍者の気配に気をつけながら、急いで箱に入れていきます。
そして、みんなが入れ終わり、さぁ戻ろうとした時に、影忍者が現れました。
みんなで慌てて、お地蔵さまに変身です。僕らは、みんなそれぞれのお地蔵さまになり、隠れ身の時のように気配を消しました。神社はたくさんの地蔵にあふれ、あっという間に静かになります。
影忍者が近づいてきます。この影忍者は、劇場の中学生。お地蔵になっている小学生の中にはその中学生をよく知っている子もいます。
影忍者がどんどん近づいてきます。どうなるんだろう??僕の頭の中にはいろいろなことがよぎりました。「なんだ、〜くんだ!」「みっけ〜!」と世界が崩れる事もあるかと心配しました。しかし、その心配は杞憂に終わりました。
影忍者がお地蔵の目の前に来て立ち止まり、一言、
『いやに人影がすくないな〜』
とだけ言って、立ち去っていきました。僕は身震いがしました。みんなも緊張感が張り詰めたまま全く動きませんでした。動けませんでした。
影忍者の中学生がお地蔵様を受け入れてくれたことは、お地蔵様をやっていた小学生にとって、認められたという感覚があるのではないかと思います。
同じように、影忍者の中学生にとっても、自分が来たことで小学生が一生懸命お地蔵様に変身しているという事は、自分の影忍者の存在を受け入れてくれたということであり、それはとても嬉しいことだったでしょう。
イメージの世界で、分かっていてあそべる、お互いの存在を受け入れ認め合える、豊かな関わりがそこにはあったのだと思います。
今年度、若手のメンバーでの初の忍者の仕事でしたが、白井のみなさんと共に、受け入れ認め合う温かい空気の中で、とてもいいスタートがきれました!!
アフタフ・バーバンも、新年度、新たなスタッフも迎え、また、これから新しい出会いがあるでしょう。
関わりを閉ざさずに、大変だけれも、受け入れ認め合い、みんなで豊かな関わりを創り合っていきたいと思います!!
|