わく・どき・ぐうでの4日間、私たち大人スタッフは子ども達に鍛えられました。
子どもって、勝手なことするし、何を考えているんだかわからないこともあるけど、だから、面白いな!かわいいなあ!愛おしいな!と。そして、その気を出したら、侮れない存在であることを、39人の子ども達ひとり、ひとりが身をもって証明してくれました。
夏休みの子ども向けて、巷ではたくさんの企画が用意されています。
その中で、バーバンの宿泊型表現あそびでのこだわりは、<人と関わる面白さ>でした。
スタッフは、参加者の子どもを、お客様扱いするのではなく、共にあそび合う仲間として向き合っていきます。大人の指示に従わせるのではなく、誘導するのでもなく、子どもに迎合するのでもありません。
<人と関わる><やりとり>言葉で言ってしまえば簡単ですが、奥が深い世界です。
それぞれの遊びの場面で、私達が提示した問い(大きいものを、5人チームで体で表現する。宝をオニに見つからないように届ける。新しい宝探しを造る等)に対して、みんなで答えを見つけていきます。これを、何回も何回も繰り返していきます。「ねえ、どうする?」と。自分の思いをはっきりと主張できる子、すぐにでも動き出したい子、動き出す子、よそ見している子、自分はどうしたらいいのかの状況がつかめてない子、十人十色いろんな子がいます。どうしたらいいのか!?の思いを自分に問い、仲間に問いかけます。この時間が何より大事です。誰かがいい答えを教えてくれるわけでもなさそうです。大人も、真剣に考えている。「よくわからない・・」なんて、大人も悩んでいる様子です。子どもと大人が、とにかく、そこにいて同じ空気(混乱・けだるさ・喧騒・沈黙などなど)を吸って、吐いています。何とか答えを見つけようと、逃げ出さないで、諦めないでいることです。大人(スタッフ)は、この時間にしっかり付き合う覚悟が求められます。(ただし、これも、延々と時間をかければいいというものでもありませんが。)そして、ひとつひとつのあそびの持つ意味を的確に捉え、イメージの方向性をはっきりと示す力も必要です。
今回のわく・どき・ぐうでは、様々なあそびを通して、自分が自分らしくいることができる。自分らしく表現できる心地よさに出会えたと思います。そして、オリンピックセンターの会議室が、カルチャー棟が、広場の隅が、自分達だけの秘密の遊び場として、好きになり、一緒にあそんだ仲間も好きになったことでしょう。人と何かをするのは、楽しいことの実感です。<人と関わる面白さ>を、子どもと大人でじっくりと共有できたことが、大きく、豊かな収穫でした。
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