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10月、秋晴れの続く、気持ちいい季節に、バーバンは様々な活動をしています。
この間の15日(日)には、バーバン主催の拠点活動で、『シアター運動会』を井の頭公園にて行いました。
このプログラムは、運動会の形式の中で表現あそびが種目になっていて、共にあそび合い、表現すること・表現を見合うことを楽しむ、そんなプログラムです。
参加者は、子ども大人合わせて、60名ほどの人数でした。
僕らのやりたいことは、表現活動という課題の中で、「一人ひとりの想い、言葉、動きを受け、関わりの中で面白さに向けてやり取りを重ねることで自分たちの答えを見つけ、その答えを全体で受け取り共有化していく」で、そして、その事で、「自分自身の中に、あるいは、関わりの中に、プラスの充実感・達成感を持ちたい、分かち合いたい」ということなのです。
そういった意味から、今回のシアター運動会の参加者の人数は、全体の中で一人ひとりの顔が分かり、お互いを見合えるという表現活動としては、とても適したものでした。
実際、大人から子どもまでがそれぞれが表現を楽しみ、お互いを見合って笑い合う、そんな温かい雰囲気をみんなで創ることが出来ました。その中でも、僕が印象的だったのは、自分のお母さんが前に出て表現している様子を、本当に嬉しそうに目をキラキラさせながら見ている子どもの姿でした。その子は、お母さんが発表を終え戻ってくると、ニコニコしながらお母さんに歩み寄っていました。
楽しそうな子どもの姿を見て、親が微笑ましく思うというのはよくある光景なのだと思うのですが、反対に、お母さんのイキイキ表現している姿を見て、子ども達が嬉しくなるというのは、バーバンの大人と子どもがあそび合う活動ならではのものだなと思います。
微笑ましく笑い合うということで思い出したのは、先週、神戸の小学校での取り組みでのことです。学校の観劇の時間に、バーバンを呼んで下さり、忍者を行うことが出来ました。全校生徒が600人ぐらいで、低学年・中学年・高学年に分けて、それぞれ、授業2時間限分90分の枠の中で行いました。表現活動としては、時間的にも人数的にも厳しい状況でしたが、なんとか工夫して出来る限り、思いを共有できる流れをつくりました。そんな状況だったので、学校での取り組みとして、バーバンの中で様々な課題も見つかりました。しかし、僕はバーバンが学校を訪れることの意味もあったと感じました。それは、4年1組道場での宝探し修行の中で、子ども達が見つけてきた宝の発表を見ていた担任の先生の嬉しそうな表情を見たときです。先生が嬉しくなって顔をしわくちゃにして喜んでいたのは、先生にとっても、先生の笑顔を見れた子どもたちにとっても、大事なものだと思うのです。
最近は、大人が子どもを殺し、子どもが大人を殺す、そんな報道が普通に毎日のように繰り返されています。そんな状況の中で、子どもたちは、大人や社会に対して、どんな思いを抱いているのだろうかと心配になります。大人は恐い、まちは危険だ!そんな不安や不信が子どもの外側から内側から作られていくことに未来の暗雲を感じます。
ついこの前も、学校でのいじめを苦に自殺してしまう事件がありました。しかも、先生がいじめを誘発するような関わりがあったとかないとか…、とってもつらい・ひどい内容ばかりが世の中に浸透していきます。
そんな内容ばかりが流されるので、全てが悲観的に見えてくるのですが、本当は、子ども達と共にプラスのエネルギーを育んでいる親や先生や大人はたくさんいるはずなのに、そこになかなかスポットがあたらないのが、今の世の中なのでしょう、残念です。
だからこそ、バーバンの活動は地道ですが、意義を持ってくるのだと思うのです。イキイキとしている大人に出会ったり、嬉しそうな顔をしている大人に出会ったり、共に面白さや楽しさ、喜びを見つけ、分かち合える大人に出会える、そんな大人がいるのだ!!ということを子どもたちに実感してもらいたいし、大人自身も自分の中におもしろさが動いたり、子ども達を共にいてこんなに嬉しくなったりする、そんな発見があってほしいのです。そして、日常に戻った時にも、その嬉しさや関わるおもしろさの実感が子どもの中に、大人の中に、連鎖反応で広がってほしいです。
これからも、コツコツと、たくさんの嬉しいにこにこ顔に出会えるといいなぁ〜。
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