NPO法人 あそび環境Museum アフタフ・バーバン
アフタフ・バーバンとは? プログラム スタッフ紹介 お知らせ スケジュール 出版物/音楽 バーバンNOW 部ログ 掲示板
バックナンバー
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年
2007年12月16日(日)

第138号『思いを形にすること、そして、それから――『忍者−まちを遊ぶ−』に参加して・・・2つの実践より――』
(金子ざん)

10月から12月にかけて、さまざまな形の忍者に参加しました。何度もワークショップを重ねて、子どもたちとどんな修行をするかを考え、導入からともに立ち会うもの。何回目かの場所ながら、毎回違う形の修行を試みていくもの。部屋の中だけを使った修行。幼児さんとの修行。・・・
そんな中、初めて、アフタフバーバンの忍者に触れるという実践がありまして、その呼びかけ人、発起人となった人のことをお伝えしたいと思います。

ひとつは、岐阜。社会福祉施設で活動をなさっているHさんのこと。以前、北島の講演会に触れ、それがきっかけで、職場であるその施設のイベントのひとつとして忍者を立上げました。そして、今回は、岐阜市の行政に呼びかけ、仲間を募り、実践した『忍者−まちを遊ぶー』。岐阜駅の周辺、柳ヶ瀬の商店街を使っての修行でした。
Hさんの思いは「この実践を広く、大人の人に知ってもらうこと」。
そこで、職場の仲間はもちろんのこと、所属する青年会の仲間、行政、大学生、高校生、と直接に声をかけていったそうです。その時に、「とにかく(いくらでも説明はするが、それよりも)、自分を信じて、参加してくれ、そして直接体験して感じてくれ。その時に、もし面白くなかったら、そこであやまるから」といって、誘ったそうです。
それでも、1回目の事前説明を含めたワークショップでは、8名だったのです。「15名の大人スタッフが、限界かもしれない」といいつつ。その後、改めて、来て欲しい人たちに今度は、パソコンを通じてメールをていねいに送りやり取りを続けたそうです。もちろん電話でも。メールはやり取りをするうちに、「・・・でござる」「・・・、了解つかまつった」などと、忍者口調になったと後日談で話してくださいました。
結果、本番全日32人、当日は41人という、子どもの数を越えるスタッフが集まるにいたりました。そこには、子どもの実践にとても真摯に向かい合う大学生や、広告を見て親がこの子のためにと申し込んだ高校生も交じっていました。つまり、ただ呼ばれてきたというよりも、ある思いを持ってきた人たちが集ったというわけです。
これから始まる実践の中身は、よくわからないけれど、Hさんの「この場所で、この土地の子どもたちに、こんな実践があること、そしてこんな大人たちがいることを・・・」というメッセージがしっかりとひとりひとりに伝わっての、メンバーが集ったわけです。
結果、様々な団体・グループが集まりましたが、そこが融合しての導入劇には、大きな力がこもっていました。Hさん以外は、忍者の活動を知らなかったわけで、それを越えた一人一人の感想は豊かで、Hさんは「この実践が広がることの実感を得た」と感慨ひとしおでした。

今ひとつは、松山での実践で、これは「子どもたちの遊びをもっと広げていきたい」との思いのもと、自宅を開放して保育所を営むYさんが、助成金を取っての実践でした。実はYさんは、それまで忍者を経験していませんでした。知人のMさんの熱い熱い思いに共鳴して、忍者を取り組まれました。
そこで、夏の巡回公演での忍者に参加し、改めてその意味の大切さを実感し、知人、地域、学生に呼びかけて行きました。Yさんの思いは、地域の大人というよりも「ともに子どもの遊び、環境、成長を考えたい」ということから呼びかけでした。当初の予想は20人の大人のスタッフが揃えばということでしたが、34人のスタッフが集いました。やはりそこには、大学生、高校生がいました。しかも、いろいろなところからの学生たちでした。もちろん、親を含めた地域の大人のスタッフも集まりました。Yさんもやはり、電話をし、数知れぬファックスを流し、丁寧なお手紙やはがきを書かれて、人の輪を広げていかれたのです。
結局どちらの実践も、大人のほうが子どもの数より多くなり、そこの工夫はこちらに預けられましたが、それは主催された方には嬉しい誤算であったように思います。

こういった、ことで、遊びを通して人と人が、大人と子どもがつながっていけるばが生まれることは、本当にありがたいことです。そしてそれは、一人の人から、ひとつの点から発信して2つになり3つになり、つながって、豊かに広がっていく。その発信の点の思いの強さと、願う心と、あきらめないエネルギーだと思います。Hさんにしても、Yさんにしても、昨日今日の思いだけでなく、継続して思い続け、粘り続けた結果だと思います。
このことは、初めての実践だけのことでなく、何度も積み重ねてやっている活動は、なお改めて、その思いを確認して進まなければいけません。

この実践に参加して、私たちは改めて、即席でない根をしっかりと張った実践をせねばと、心引き締められる思いになりました。

一覧へ戻る ページトップへ
| このサイトについて | サイトマップ | お問い合わせ |
Copyright (c) Afutafu-barban All Rights Reserved.