|
・ぐーちょきぱーでこんなに遊べたりすることが面白かった。軍手とかも面白かった。皆の気持ちがつまった作品で面白い。
・ありがとう。楽しかった。毎度のことですが、子どもたちの知恵と勇気に感激です。
・感動、感激、興奮、いやし、希望、願い、決意、優しさ…。いろいろな感情を身体の底からわき上がらせてもらいました。
・はじめは緊張していた娘もいつの間にか物語の世界に引き込まれ、笑ったり、ドキドキしたり…。私自身もたくさん笑わせてもらい楽しい時間でした。物語に一緒に参加できて楽しかったです。
・大変楽しかったです。大人も本気で笑わせてもらいました。大人も子どもも一体になって参加できる作品だったので、また次の機会があればぜひ参加させてもらいたいと思います。
・皆で力を合わせることの大切さを実感しました。子どもの成長と共に大人も成長して行く、いい劇でした。
(以上、当日感想より抜粋)
今年は、1日でしたが、240名の申し込みがありました。
当日は、穏やかな日差しと温もりのある天使園の会場が,一層の雰囲気をつくってくれ、会場一杯に埋まったお客様の笑いと熱気につつまれた1日になりました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
今回は、森の劇場3部作の中から、『ぐうちょっぱっ劇場』と『にこにこ山はたいへんだ』の2作品を上演しました。
アフタフ・バーバンの活動は、まちを遊ぶ・乳幼児親子のワークショップ・表現遊びのワークショップ・大人向けの講座や、研修が中心ですが、ここ数年公演形式で、物語を遊ぶ!森の劇場が、各地で、上演されるようになってきました。
「ぐうちょっぱっ劇場」のあおむしくんにしても、「にこにこ山はたいへんだ」のトン君・てんちゃん・かん君にしても、いろんな問題が起こり、その度に『どうしよう』を考え、体現化し、うまく言ったり、失敗したり、いやになったり、でもあきらめずに、問題解決に向かっていきます。
さらにこの作品は、参加者の子どもと大人が、この物語の世界にいる一員としてあるいは、物語を共に作り、進めていくパートナーとして登場します。願いを叶えるために!何かを成し遂げるために!物語の主人公たちの希望に向かって、自らの思いや、願いをそこに重ねながら、主人公たちに知恵を与え、手助けをし、共に戦い、物語を進めていくのです。
ですから、思いもかけないアイデアとも向き合わなくてはなりません。ものすごく怖くて、しかし、共に生き合っている!を実感できる最高の瞬間です。
今回も、様々なアイデアを引き受け、皆で少しずつ、解決に向かって何ができるかを探しながら物語は進みました。あおむしがハゲタカから逃れられたとき・狼が森から逃げていったときに起きた歓声は、まさに「どうしよう」を「困ったなー」を共有したからこその達成感の分かち合いだったように思います。
そしてそこにはものすごく大きな感情の揺れがあります。
悔しい・不安・うまくいかない苛立ち・怒り・怖さ・笑い・共感・承認・頑張れーの応援・よかったの安心感・やったーの達成感など その感情を抑えずしっかり出す事、その感情を見つめる事、その感情を登場人物たちとあるいは一緒に見ている横の人とあるいは親と交流する事。これこそ物語の、あるいは舞台劇の醍醐味です。
今こそ子どもたちに物語を!!と思うのです。
現実が厳しいならなおさら、逃げ場と言うより、自分の感情を鍛える場としても、物語の中で、願いや、希望に向かって歩んでいく体験こそ積み重ねておきたいと思うのです。
子どもたちが現実の世界でもがくとき、この物語の人物達を思い出したり、ともに作った物語の体験が、今を切り開く力の手助けになったら、この物語はどんなに幸せだろうかと思うのです。僕自身も沢山の物語の主人公たちに助けられてきましたから・・・ 最後に、子ども達の中に「ただの軍手じゃねーか」とか、「虫になんか見えないよ」「そんなことしても無駄」「変な歌―」とか、チャカしたり、しらけてたりする声が出ることがあります。だけれども、この場は色んな感情が渦巻くところだし、マイナスの感情も含めて、その事が保障されなくてはならないと思っています。そんな言葉を引き受けながら、1人1人が、物語の中で生きていくのを信じて待つしかないのです。
今この瞬間が無理だとしても・・・。きっといつか、自らの力で物語を作り出していけるということを! 私たちは、そんな願いをこの作品にこめて、今を生きてる子どもたちに届くよう、しっかりと「物語る力」を磨いて行きたいとつくづく思った1日でした。
|