NPO法人 あそび環境Museum アフタフ・バーバン
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2008年4月9日(水)

第143号『春、未来を思い描くこと』(北崎圭太)

初めてこのページに文章を書きます、北崎圭太です。

色々な方に支えられ、この4月よりアフタフ・バーバンの正式な専任スタッフとなりました。
まだまだ学び続けることはたくさんありますが、一つ一つ目の前の活動にきちんと向き合っていきたいと思います。

またこのバーバンNOWにおいても、未熟な感覚からのつたない文章もあるかとおもいますが、精一杯伝えたいことを書いていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。


さて、アフタフ・バーバンにとって怒涛のスケジュールだった3月が終わりました。

自分が参加した3月の忍者は比較的「毎年恒例化している」場所での忍者が多く、丸1年ぶりだったり、9月の集会以来だったりと、懐かしい方とたくさん再会することが出来ました。


そんな中、3月に網干おやじの会主催の忍者に昨年に引き続き行くことができました。そこで、去年たくさん素敵な話を聞かせていただいたお父さん方と再会できただけでなく、一人のお父さんの二十歳になる息子さんとも出会うことが出来ました。

その息子さんは前日のワークの時は「○○親父の子ども」というニックネームで参加をしていたのですが、当日急遽そのお父さんが来れなくなり、彼は単身忍者に参加することになりました。そして彼は、昨年からのお父さんが使っていたニックネームと、来ていた忍者の衣装を引き継ぐことになったのです。

彼自身、少し緊張した面持ちで名札を貼ったり、衣装に袖を通していたり、みんなも意識して、彼をお父さんが使っていたニックネームで呼んだりと、それはまるで歌舞伎や落語の襲名みたいで、何だかとても微笑ましく、嬉しいものでした。

忍者が無事に終わった後のまとめ会の中、彼の話になり、その話から「未来の網干忍者」についての笑い話になった瞬間がありました。


「彼みたいに、いつか子どもたちが忍者の大人スタッフになってたら面白いだろうなぁ・・・」

「俺たち(おやじたち)はじいちゃんになってて、まだやってるの!?とか言われたり・・」

「お母さんたちが作るドーナツは評判のお店になっていて、それでバーバンが呼べて・・・(笑)」


その、「みんなで笑いながら未来を話す」瞬間がとても大切なものに思えました。


同じような感覚を、何年も関わっている東大和市での忍者道場でも感じました。何度も顔を合わせている高学年の女の子が、1年間の最後の3月の回が終わった後、

「私、中学生になってもスタッフとして忍者道場に関わる!」

と僕に言ってくれました。

その言葉が嬉しくて、ひとしきりスタッフ側になったら、どんな楽しいことがあるかを彼女と笑いながら話しました。


「何の修行するかとか考えられるのかなぁ」

「ちゃんばらは大人チームに入れるんだよね」

「(実は大人だけお菓子を食べている)話し合いとかも参加出来るんだよね」


二人で笑いながら未来のことを話す時間は、やっぱり幸せなものでした。


実際に網干の地で、子どもたちが大人スタッフになるかどうかは分かりません。

高学年の彼女だって中学に入って別の楽しいことを見つければ、来れなくなるかもしれません。けれど、それぞれが勝手に夢を語るのではなくて、一緒に遊んだお互いの存在を意識し、共に未来を思い描くその時間は、お互いにとっての「今以降」を生きるエネルギーになっていくのではないでしょうか。


とんでもないスピードで流れていく社会の状況も、日々報道される傷ましい事件も、自分自身の目の前にある問題や課題も、未来を不安に感じようとすれば、いくらでもその要素は見つかります。けれどそれは結局、一人の想像力の範囲で「今」しか見ていないから。

そこに一緒に遊んだ仲間がいれば、そしてその人たちと今よりも先の未来を共に思い描ければ、明日が本当に楽しみになっていくことを3月の忍者修行で感じました。


春という季節、出会いがある分、別れもあったり、スタートがある一方でピリオドもあったりして、切なくなったり不安になったり、心もいっぱい動いて大忙しです。けれどその先の未来を見れば、それは別れでもなく、ピリオドでもなく、大笑いする瞬間への一つの通過点に過ぎないかもしれません。いや、きっとそうでしょう!


また今年度もたくさんの方とお会いできて、共に未来を描けることが嬉しくて仕方ありません。どうかよろしくお願いします!


ではでは、アフタフ・バーバン新年度の始まりです!

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